任意売却を行う時の基本的な流れとは？

任意売却を行う時の基本的な流れとは？

任意売却とは住宅ローンの支払いを延滞している状況において、相場に近い価格での売買契約成約を模索しながら同時に金融機関との間で残債務についての処遇を決定する一連の取引のことです。任意売却が検討される場面では、金融機関は裁判所に差し押さえの申し立てをしており、裁判所で競売手続きが開始されている可能性が高いといえます。 そのため任意売却の流れのなかでは、裁判所主催の競売手続きが完了することより先に、取引を完了させることが必要です。住宅ローンには特約で、完済するまでは第三者にかってに所有権を移転することはできないとされているのが普通です。まず金融機関に任意売却の利用を検討しており、同意が必要な旨を伝達するのが必須です。金融機関では相場の三割以上であれば裁判所主催の競売よりも高い価格で売買できる可能性が高いので、その点を中心に伝えることがポイントです。買受人が出現すると競売の取り下げには、債権者の同意が必要になるため迅速な行動が求められます。

住宅ローンを滞納しそうになったら任意売却を検討する。

住宅ローンを払えなくなったら、そのまま放置してしまう人がいます。もうどうしたらいいかわからず、流れに身をまかせてしまうタイプの人です。たしかに、そのまま放っておいたら自動的に競売の手続きになって楽です。競売の手続きは金融機関が基本的に全部やってくれるので、なにもしなくても勝手に家が売られます。ただし、競売になると相場よりもかなり安い金額で家が売られてしまうこともあるそうです。平均すると相場の6割から8割程度の価格で落札されます。家は高額な商品ですので、たった1割違うだけでも数百万円の差が出ます。なので、とてもデメリットが大きいのです。住宅ローンを滞納しそうになったら、任意売却を検討しましょう。任意売却なら相場の9割程度の値段で家を売却できる可能性があります。競売になったケースと比較をして、数百万円のメリットが出るかもしれないということです。任意売却の手続きは複雑ですが、専門家に依頼をしたら基本的にほとんどをまかせられるので、知識があまりなくても大丈夫です。